家庭訪問のマナー 2 お茶 お茶菓子はどうする? 家庭訪問の目的 玄関先での応対 話題 幼稚園 小学校 中学校 どこまで話すべき?
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家庭訪問については以前も書いたが、いろいろと気になることは多い。
まず、玄関先で話をする、という場合。
それでも先生に何も出さないのは失礼だといって、近所の喫茶店から出前でアイスコーヒーを呼ぶ、というようなことも以前はあった。
ここまでしたら、さすがに先生も飲まないわけにはいかないだろう。
ただ、前回も書いたように、コーヒーを飲めない先生もいることに注意。
いくら「飲み物はけっこうです」、といっても最低限、出す準備はしておこう。
ただ、私が思うには結局、話が長くなるなら、やはり家の中に上がってもらうべきだと思う。
このへんのやりとりは、先生の年齢や、保護者側の社会経験にもよると思う。
臨機応変にとしか言えない。
どちらにしても先生に対する敬意があればいいのではないだろうか。
ただ、前回も書いたように、先生が来る前から、玄関先にざぶとんを用意したりするのは礼儀に反するのでやめておこう。
玄関先といっても、家によっては、玄関に座るスペースがない場合もあるし、そういう場合は一応中に通すのが礼儀だと思う。
このへんは言い方ひとつだ。
「玄関では狭いので、中へどうぞ」
でもいい。
いくら学校からのプリントに「玄関先で」と書いてあっても、
玄関に椅子を持って来たり(そしてそれを事前に準備しておいたり)するのは、あまりにもかたくなな印象を受ける。
まあ、これもすべて
臨機応変
だと思う。
家庭訪問の頃は、先生の方も生徒についてまだ把握してないことが多い。
だから、できるだけ子どもに対する情報を伝えるのがいいと思う。
クラスの他の友だちとの関係で気になることがあれば、率直に話す方がいい。
また、家庭の事情をどこまで話すかだが、もしシングルマザーである場合は、教師の側はすでに資料を通して把握している。
ただ、それを先生側から言ってくることはないと思うので、そういうこともフランクに話すといいと思う。
仕事の都合で出張があったり、残業があるなどの事情があるなら、それも伝えた方がいい。
たとえば、小学校の低学年だと、親がいろんな持ち物を準備しなければならないことがある。
ところが、小学校の低学年とかだと、遊びに夢中になったり、ほかのことに気がとられて、親に言うのは前日の寝る直前、などということもよくある。
そして、たいてい学校からのそういう知らせは前日に来ることが多い。
これでは働いているお母さんたちは、対応ができないわけだ。
土日にわかっていれば準備できたのに、というようなこともある。
こういう具体的なことを、不満としてではなく、
「平日は仕事で忙しくて準備する時間がないので、家で準備するものがある場合は、一週間前ぐらには連絡してほしい」
と、建設的な提案として、要望を伝えればいいと思う。
先生の側も、意外に指摘されなければ気がつかないこともある。
こちらから質問する場合は、
子どもの学校での様子はどうですか?
と聞いて、先生の話を聞く。それが親が思った印象と違っていた場合は、親としての意見を伝えればいい。
うちの子は恥ずかしがり屋なので、答えがわかっても手を上げないのかもしれません
とか
家では算数の授業が楽しいと言ってました
とか、先生が知らない家での子どものようすをできるだけ伝えると、先生の方も、親から聞いた点に留意して指導して行くことができる。
授業参観は、大勢の中での子どもの姿を見るわけだし、懇談会といっても、個人懇談でなければ、学級全体の話になる。
そいういう意味で、家庭訪問は、唯一、先生と一対一で子どもについて話せる貴重な機会だ。
できるだけ友好的な雰囲気で、先生といい関係をつくり、子どものことをよく理解してもらって、
子どもの今後の学校生活が順調に行くようにする
というのを目的にすればいいと思う。」
家庭訪問が重要なのは、特に小学校だ。
中学校になると、子どもどうしの世界ができあがるので、正直、親どうしが接することもそれほどなくなる。
小学校の間は、学校や同級生の親とのかかわりがどうしても多くなるから、先生や他の親とのスムーズな意思疎通をはかることはとてもたいせつだ。
また、家庭訪問が済んだあとでも、子どものことで気になることがあれば担任に連絡し、じかに会って相談することが重要だ。
実際に会って話をすると解決することは多いもの。
子どもから聞いた話を真に受ける必要はないが、親として、子どもの話や、他の状況を総合的に判断して、担任の先生に伝えた方がよい、と判断したときは、できるだけ早急に時間をつくって学校に出向き、先生と直接話すのが問題を解決するいちばんいい方法だ。
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